相手選手を殴ったキヴが涙の謝罪 長友先発なし
インテルDFクリスティアン・キヴは3日のバーリ戦で、相手DFマルコ・ロッシの顔面を殴るという暴挙に及んだ。主審が見ていなかったため、キヴに処罰は下されなかったが、テレビ映像では明確にこの場面が映し出されている。映像判定により、キヴには出場停止処分が科されるだろう。
試合後、キヴはイタリア『スカイ』のインタビューに応じ、次のように話している。
「何があったのか、説明するのは難しい。一瞬、我を失ってしまった。ここ(インタビュー)に来たのは、マルコ・ロッシに許しを請うためだ。僕にも少しは尊厳があり、彼に謝罪をしたい」
「自分にふさわしいことではなく、申し訳なく思っている。自分がクソ野郎だと感じているよ。これまでにしたことはなかったし、サッカーを見ているすべての人、チームについてきてくれているすべての人に謝りたい。何より、見ているかもしれない自分の2人の子供たちに謝るよ」
ここまで話すと、キヴは涙を流しながらそれ以上の発言を断り、カメラの前を去っている。
一方で、殴られて激怒していたロッシは、「クリスティアンの謝罪は理解している。試合中はキレちゃうことがあり得るんだ。彼が退場になっていれば、僕らにとっては有利だったかもしれない。今は彼の謝罪を受け入れるよ。ほかのことを考えるようにしよう。このことについては、考えるべき人がそうするはずだ」と語った