iPadミニ、価格高めとの見方にアップル幹部が反論

[サンフランシスコ 23日 ロイター] 米アップル幹部は23日、この日発表した小型タブレット端末「iPad mini(ミニ)」の販売価格がアナリスト予想を上回ったことについて、ライバル商品よりも品質が良く、消費者に受け入れられるとの認識を示した。

iPadミニの価格は329ドルから。ライバル製品であるアマゾン・ドット・コムの「キンドル・ファイア」とグーグルの「ネクサス7」はともに199ドルから販売されている。

iPadミニは両製品に比べ軽量かつ薄型で、両製品よりも大きなディスプレーを搭載している。

アップルのマーケティング担当幹部、フィル・シラー氏は、コスト意識の強い一部の消費者には価格が高すぎるのではないかとのロイターの質問に、アップルの小型タブレットは質が高く、消費者に受け入れられるだろうと指摘。

「iPadシリーズは、この分野では他の製品をはるかに上回る大きな成功を収めている。従来の最低価格は399ドルだったが、それでも消費者はアップルの製品を選んでくれた」とし、「今後はこの素晴らしい新製品を329ドルで買えるようになる。多くの消費者が喜んでくれると考えている」と述べた。