13インチMac Book ProにRetinaモデル登場 iMac、Mac miniも刷新

Appleは10月24日(現地時間)、Retinaディスプレイを搭載した13インチMac Book Proを発売した。ディスプレイ解像度は2560×1600ピクセル(227ppi)となり、従来の1280×800ピクセルから縦横とも2倍に高めている。価格は14万4800円から。新型iMacMac miniも登場した。

15インチモデルに続き、売れ筋の13インチでRetinaディスプレイを採用。スケーリング解像度は1680×1050/1440×900/1024×640ピクセルとなる。サイズは314(幅)×219(奥行き)×19(高さ)ミリ、重さ約1.62キロと、従来モデルから小型・薄型化と軽量化を果たしている。

 プロセッサは第3世代Coreを採用し、Core i5/2.5GHzかCore i7/2.9GHzから選択可能。メモリは8Gバイト(オンボード)。SSDは128Gバイト〜768Gバイトから選択できる。光学ドライブは省かれている。インタフェースはUSB 3.0×2ポート、Thunderbolt×2ポート、HDMISDメモリーカードスロットなど。OSはMountain Lion。最大7時間のバッテリー駆動が可能としている。

 価格はCore i5/2.5GHz、128GバイトSSDの構成で14万4800円、256GバイトSSDで16万8800円。

●薄くなったiMac、高速化したMac mini

 新型iMacは「これまでで最も美しいMac」(フィル・シラー上級副社長)。エッジ部分の厚さは5ミリと薄く、容積は従来モデルから最大40%小さくなっているという。薄型化の結果、前面と背面は従来の手法では溶接できず、航空機などに使われる「摩擦かくはん接合」という手法で分子レベルで接合しているという。

 21.5インチ(1920×1080ピクセル)と27インチ(2560×1440ピクセル)の2モデルで、21.5インチは11月発売で10万8800円から、27インチは12月発売で15万4800円から。

 プロセッサは第3世代Coreを採用し、標準でCore i5、オプションでCore i7を選択可能。メモリは標準で8Gバイト(21.5インチモデルは16Gバイトに、27インチモデルは16Gバイト/32Gバイトに変更可能)。HDDは標準で1Tバイト。オプションで、128GバイトのSSDと1TバイトHDDを組み合わせた「Fusion Drive」を選択でき、SSDの高速性とHDDの大容量を享受できるという。グラフィックスはGeForce GT 640M/650M/660M/675MX。インタフェースはSDメモリーカードスロット、USB 3.0ポート×4、Thunderbolt×2。

 久しぶりの刷新となったMac miniも第3世代Coreを採用し、クアッドコアCore i7モデルなら1世代前のデュアルコアモデルに比べて最大2倍高速だとしている。HDDは500Gバイト/1Tバイトで、オプションで256GバイトSSDか1TバイトFusion Driveを選択可能。メモリは標準で4Gバイト(8Gバイト/16Gバイトに変更可能)。SDメモリーカードスロット、USB 3.0×4ポート、Thunderbolt×1ポート、HDMI出力、ギガビットEthernetFireWire 800×1ポートなど。OSはMountain Lion。

 価格はCore i5/2.5GHz、500GバイトHDDなどのモデルが5万2800円、Core i7/2.3GHz、1TバイトHDDなどのモデルが6万8800円。