「Facebook終了」のニュースにユーザー騒然、混乱に便乗する攻撃も

Facebookが3月15日で終了する」というニュースが先の週末にかけて出回り、ユーザーの間でうわさに火が付いているという。セキュリティ企業の英Sophosがブログで伝えた。

 それによると、問題のニュースは「(Facebookの)経営で自分の人生がダメになった。この狂乱をすべて終わらせる」というマーク・ザッカーバーグCEOのコメント付きで流れたという。

 もちろんこれはすべてデマ。しかしユーザーの間では、この記事を引用するメッセージが大量に飛び交った。リンク先の「Weekly World News」と称するWebサイトを見ると、ほかにもでっちあげのニュースやコメントが多数掲載されているという。

 これとは別にFacebookでは、写真へのリンクに見せかけてマルウェアをダウンロードさせようとするチャットメッセージも出回っているとSophosなどは伝えている。

 こうした攻撃について米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerは「SNSは攻撃者が好んでユーザーの情報を盗もうとする場でもある」と警鐘を鳴らす。Sophosも「インターネットで読むものを何もかも信じてはいけない。友達に伝える前によく考えて」と助言している。