サッカーアジア杯(13日=日本時間14日、日本2−1シリア、カタール・ドーハ)B組第2戦は日本が2−1でシリアを下し、今大会初勝利。通算成績を1勝1分として、勝ち点を4に伸ばした。

1−1の後半37分にPKから決勝ゴールを挙げた本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=は接戦に「アウェーでの試合はこんなもの。その中で勝ててよかった」と安堵の表情。ゴールの真ん中に蹴ったPKを「ちょっと危なかったけど、結果オーライ。次はもっと確実に決めたい」と振り返った。キッカーについては「自分かヤットさん(遠藤保仁)だと思っていたけど、ヤットさんが遠かったんで…。次は譲るかも」。

 次のサウジアラビア戦に決勝トーナメント進出を懸けるが、「(相手は)シリアとヨルダンより強いと思う。接戦になってもチーム一丸となって勝つだけ」と自信たっぷりに話した。

“持ってる”本田圭メモリアル弾!日本、劇勝!
サッカーのアジア杯第7日は13日、カタールのドーハで行われ、2大会ぶり4度目の優勝を狙う日本は1次リーグB組の第2戦でシリアと対戦。1―1で迎えた後半37分に本田圭が日本代表通算1000ゴール目となるPKを決めて、2―1で勝利した。

 引き分けに終わった9日のヨルダン戦と同じ先発メンバーで臨んだ日本は、前半35分に長谷部のミドルシュートで先制。1―0とリードして前半を折り返した。

 後半も押し気味にゲームを進めていたが、後半27分にGK川島がレッドカードで一発退場、シリアにPKを与え同31分に同点とされた。しかし、その6分後に岡崎が倒されて得たPKを本田圭が左足で決めて勝ち越し。1人少ない状況でシリアの猛攻をしのぎ、何とか逃げ切った。

 これで日本はヨルダンと並び勝ち点4ながら総得点で上回って同組首位に立ち、1次リーグ突破に大きく前進。17日のサウジアラビア戦で引き分け以上なら、準々決勝進出が決まる。