新型携帯「iPhone4」発表 両面にカメラ、薄く、高性能に 24日発売

アップルは7日(日本時間8日)、米カリフォルニアで開いた開発者向けイベント「WWDC 2010」で、携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新モデル「iPhone4」を発表した。米国での価格は16GBモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル(いずれも2年契約の場合)で、日本と米国など5カ国では24日に発売する。15日から予約を受け付けるという。同社のスティーブ・ジョブズCEOは「iPhone4は、初代のiPhoneから大きな進歩を遂げた」と自信を見せた。15日から予約を受け付ける。

本体の薄さが大きな特徴で、従来の「3GS」より24パーセント薄い9.3ミリ。液晶画面の解像度も向上させ、ピクセル数は960×640ピクセルと3GSの4倍に。カメラは500万画素、5倍デジタルズーム、LEDフラッシュ付きと高性能化し、720p・30fpsの高画質動画撮影にも対応。さらに、本体前面にもカメラを搭載した。「iPhone4」同士で相手側の映像を見ながら会話できるビデオ通話機能「Face Time」(Wi-Fi通信時のみ)も標準搭載される。

 さらに動画編集ソフト「iMovie」や、電子書籍ソフト「iBooks」のiPhone版もリリースし、ソフト面も強化する。

 「iPhone4」に使われているOS「iOS 4」の3G、3GS向けのアップデートは6月21日に行われる。