カカ、Rマドリードへ移籍=移籍金は史上2番目の89億円と報道−欧州サッカー

【ロンドン8日時事】サッカーのブラジル代表MFカカ(27)が、イタリア1部リーグ(セリエA)のACミランから、スペイン1部リーグのレアル・マドリードに移籍することが決まり、両クラブが8日深夜に発表した。
 契約は6年。欧州メディアでは、移籍金は推定約6500万ユーロ(約89億円)とも報じられ、2001年にユベントス(イタリア)からレアルに加入した元フランス代表MFジダンの推定7500万ユーロ(約102億円)に次ぐ、サッカー界史上2番目の高額移籍とみられている。
 得点力も兼ね備えるカカは、03年に母国のサンパウロからミランに加わり、2季前には欧州制覇の原動力となってバロンドール(世界最優秀選手)、国際サッカー連盟年間最優秀選手を同時受賞した。1月にマンチェスター・シティー(イングランド)から史上最高の移籍金1億ユーロ(約136億円)以上の巨額オファーを受けたが、拒否していた。
 レアルは今季終了後、かつてジダンベッカムなどスター選手を次々と獲得し「銀河系集団」と呼ばれる豪華チームの生みの親となったペレス氏が会長に復帰。大型補強に乗り出していた。