ウッズ、左ひざの出術で今季出場は絶望的

全米オープンの劇的な勝利も覚めやらぬ18日、タイガー・ウッズは自身のホームページで、痛めていた左ひざの前十字靭帯(Anterior Cruciate Ligament, ACL)の再建手術を近々受け、今季の残り試合に出場しないこと明らかにした。

ウッズは膝の手術に加え、脛骨の疲労骨折に関するリハビリも行う予定。

ウッズは、もともとは2007年の全英オープン出場後、オーランドにある自宅でランニング中に前十字靭帯を断裂したが、その時は手術をせずに、痛みをこらえてプレーすることを選んだ。怪我にもかかわらず、ウッズはその後に出場した6試合で5勝を挙げ、08年に入っても出場した最初の4試合すべてで勝利を挙げている。

08年に入っても膝の痛みを感じていたというウッズは、08年シーズンを戦い抜くために、4月のマスターズ終了後、関節鏡手術により損傷した左ひざの軟骨の除去手術を行った。軟骨の損傷は、前十字靭帯断裂の影響によるものだったが、ウッズはこの手術により前十字靭帯の再建手術をシーズン終了後まで先延ばすことを望んでいたという。

「私のリハビリスケジュールは、メモリアルトーナメント(5月29日〜6月1日)に復帰する予定で組まれていた。
しかし、直前に見つかった(脛骨の)疲労骨折がその大会の欠場と、復帰時期に大きな影響を与えた」とウッズ。「それでも、私はすべての精力をささげて、トーレパインズで行われる全米オープンに出場することを決意した。

そこは私が育った場所に近く、沢山の特別な思い出があるコースだから。今シーズンの残り試合に出場できないことは寂しいが、先週、そんな特別な大会で勝つことが出来たという事実に興奮している」。
手術の実施日、リハビリスケジュールなどはまだ発表されていないが、スイングコーチのハンク・ヘイニーは、復帰までは6〜8ヶ月掛かると見込んでいる。

この手術により全英オープン全米プロゴルフ選手権のメジャー大会も欠場することになるが、ウッズがプロ入りしてからメジャー大会に出場しないのは初めてのことだ。

ウッズは、「長年、私を支えてくれているファンとサポートしてくれる人々に感謝するとともに、すべての人に、私がこれまでのキャリアでしてきたように、膝のリハビリに私のすべてを捧げることを保証する」と話している。

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