岡崎ハット!“全勝神話”継続でB組1位突破
◇アジア杯1次リーグB組 日本5−0サウジアラビア(2011年1月17日 カタール・ドーハ)
オカちゃんのハットトリックで大勝した。日本代表は17日、サウジアラビアを5―0で下し、1次リーグB組を2勝1分けの1位で突破した。右太腿肉離れのMF松井大輔(29)に代わり右MFで今大会初先発した岡崎慎司(24)が3得点と爆発。国際Aマッチ通算21得点とし、ゴールを決めた試合の“全勝神話”を13に伸ばした。21日の準々決勝はA組2位の開催国カタールと対戦する。
ザックジャパンがようやく目覚めた。前回大会準優勝のサウジアラビアに5―0と大勝。その起爆剤となったのが岡崎だ。今大会初先発でザッケローニ監督の起用に応え「やってやろうという気持ちだった。コンディションが良かったので自信があった」と胸を張った。
3ゴールには特長と進化が表れていた。「裏に飛び出してゴールを決められた。狙い通りだった」と持ち味で奪ったのが最初の2ゴール。前半8分、MF遠藤のパスに抜け出しGKをかわして先制点を決めると、5分後には頭で飛び込んで追加点。「一生ダイビングヘッド」という座右の銘らしい豪快な一発だった。
対照的に3点目は“らしからぬ”華麗なターンからの左足のゴール。昨年のW杯南アフリカ大会に向けて「裏に抜けるだけでなく、相手DFをかわす前のシュートも決めないと」と取り組んできた練習の成果が出た。アジア杯後はドイツ・シュツットガルトへの移籍が濃厚。“世界”で戦うために必要な進化だった。
偉大な先輩、憧れの人に肩を並べた。09年10月14日のトーゴ戦以来のハットトリックは通算3度目。日本代表では2位タイでFW三浦知(現J2横浜FC)に並んだ。国際Aマッチ21得点はFW中山(現J2札幌)に並ぶ歴代8位。岡崎は高校時代から中山に憧れ、泥臭いプレースタイルを尊敬し目標にしてきたが、ついに9番を受け継いだ大先輩に追いついた。そして、この日は第2子の出産予定日だった。「気持ちが入っていた」と生まれてくる新しい命のためにも頑張っていたことも明かした。
日本代表でのゴールは、ザッケローニ監督の初陣となった昨年10月8日のアルゼンチン戦以来。新指揮官の下での4得点はチーム最多だ。前線での豊富な運動量は、ここまで元気がなかった攻撃陣を活性化。「自分が裏に顔を出すことによって、前田さんも生きてくる。うまくハマれば監督の選択肢も増えると思う」。90分間動き回り、前田の2得点にも貢献した。
岡崎が決めれば必ず勝つ。09年1月20日イエメン戦で初得点を挙げて以来、ゴールを決めた13試合は全て白星だ。「ここで終わりじゃない。優勝が目標なんで」。スーパーサブから先発に返り咲いたエースが、決勝トーナメントでも勝利につながるゴールを量産する。
沢尻エリカ 23日に会見 騒動について説明か
スペインから極秘帰国した女優の沢尻エリカ(24)が23日に記者会見することが13日、分かった。昨年9月21日にCM発表会をドタキャンしてから音信不通になった経緯、離婚騒動の顛末(てんまつ)などについて報告するとみられる。
沢尻はこの日午前10時40分ごろ、母リラさんが住む東京都内の実家からタクシーで外出。昨年9月5日に表参道のセレクトショップを訪れて以来、約4カ月ぶりにマスコミの前に姿を見せた。
黒いコートにヒョウ柄のハットをかぶり、サングラス姿。茶色の頭髪は緩やかなパーマがかかり、鮮やかな真っ赤な口紅が印象的。うっすらと笑みを浮かべた。
離婚に向けて話し合っていた夫でマルチクリエーターの高城剛氏(46)とは仲直りしたとみられており、「元のサヤに収まった?」「復縁した?」など矢継ぎ早に質問した報道陣を、「すいません」と制止し、タクシーに乗り込んだ。
午後10時10分ごろには黒いハイヤーで帰宅。「後日、コメントしますので」と繰り返し、手にはフランスの高級シャンパン「ドンペリニョン」の箱を抱えていた。
仕事の関係者とみられる女性が付き添っており、沢尻に代わって「23日にコメントします」と説明。当日は沢尻がかつてCM出演した企業のコンテストが予定され、ここにゲストのような形で参加し、会見も開くようだ。今回の帰国もこのためで、13日は打ち合わせで外出したとみられる。
サッカーアジア杯(13日=日本時間14日、日本2−1シリア、カタール・ドーハ)B組第2戦は日本が2−1でシリアを下し、今大会初勝利。通算成績を1勝1分として、勝ち点を4に伸ばした。
1−1の後半37分にPKから決勝ゴールを挙げた本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=は接戦に「アウェーでの試合はこんなもの。その中で勝ててよかった」と安堵の表情。ゴールの真ん中に蹴ったPKを「ちょっと危なかったけど、結果オーライ。次はもっと確実に決めたい」と振り返った。キッカーについては「自分かヤットさん(遠藤保仁)だと思っていたけど、ヤットさんが遠かったんで…。次は譲るかも」。
次のサウジアラビア戦に決勝トーナメント進出を懸けるが、「(相手は)シリアとヨルダンより強いと思う。接戦になってもチーム一丸となって勝つだけ」と自信たっぷりに話した。
“持ってる”本田圭メモリアル弾!日本、劇勝!
サッカーのアジア杯第7日は13日、カタールのドーハで行われ、2大会ぶり4度目の優勝を狙う日本は1次リーグB組の第2戦でシリアと対戦。1―1で迎えた後半37分に本田圭が日本代表通算1000ゴール目となるPKを決めて、2―1で勝利した。
引き分けに終わった9日のヨルダン戦と同じ先発メンバーで臨んだ日本は、前半35分に長谷部のミドルシュートで先制。1―0とリードして前半を折り返した。
後半も押し気味にゲームを進めていたが、後半27分にGK川島がレッドカードで一発退場、シリアにPKを与え同31分に同点とされた。しかし、その6分後に岡崎が倒されて得たPKを本田圭が左足で決めて勝ち越し。1人少ない状況でシリアの猛攻をしのぎ、何とか逃げ切った。
これで日本はヨルダンと並び勝ち点4ながら総得点で上回って同組首位に立ち、1次リーグ突破に大きく前進。17日のサウジアラビア戦で引き分け以上なら、準々決勝進出が決まる。